登山道の様子(6/6現在)
2021-06-07
6月6日(日)登山道のパトロール・高山植物の開花状況・登山道のロープ張りの目的で頂上まで行きました。
例年よりも雪は多く残っています。石原平手前、前岳下トラバース、憩の沢から蛇紋岩崩壊地までの雪田地帯はすべて雪の下でした。危険を伴うのは前岳下のトラバース通過ポイントです。最長で60-70m位の距離の斜面を通過するポイントが4か所位あります。登山口に近い方が斜度がありますので、慎重に通過する必要があります。山開きまで1週間の間にかなり雪解けは進行すると思われますが、スリップ防止の装備は必要です。
花の開花状況も、遅くまで雪が残っていた関係もあり、昨年よりは10日位遅いと思われます。ここ数年で蛇紋岩崩壊地にてユウパリコザクラの開花が見られなかったのは初めてのことです。(蕾をつけている株はありました)開花状況も今後の天候により左右されると思いますが、6/15前後から見ごろが始まって月末位までは、順次第一弾の花々が見られるのではないかと思います。
雪解け直後の登山道には、雪で倒された灌木などが覆いかぶさっている個所があります。すべて処理しきれていませんので気を付けて通過してください。
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