6月, 2017年

7/22-23 第1回自然と文化を学ぶ地域次世代間交流事業参加者募集

2017-06-26

第1回自然と文化を学ぶ地域次世代間交流事業を行います。
日時:平成29年7月22日(土)12時~23日(日)15時まで
会場:夕張岳ヒュッテ周辺、夕張岳
参加対象:子供、小中高生(小学生以下は保護者同伴)
参加費:無料
募集人数:30名
募集期間:7月12日まで
詳しくは、以下リーフレットを参照してください。

平成29度ヒュッテ開きが行われました

2017-06-19

6月17日(土)平成29年度の夕張岳ヒュッテ開きが行われました。
昨年の3回連続の台風上陸により林道の一部崩壊を受け、8月25日から林道は通行止めの状態が続いています。そのため今年度は、林道ゲートからヒュッテまでは9km以上の行程は徒歩による移動となりました。
そのような状況の中、夕張市教育委員会の今教育長の代理として高橋係長様にご出席いただきました。ユウパリコザクラの会の藤井代表の挨拶に始まり、夕張市教育長代理の高橋係長様が、夕張市の唯一の国指定の天然記念物「夕張岳の高山植物群落及び蛇紋岩メランジュ帯」にふれてお話いただき、夕張岳ヒュッテ管理委員会の長谷川委員長の挨拶と続きました。最後に今年の夕張岳の安全登山を祈願しての乾杯で〆られました。

翌日の18日(日)には高山植物パトロールが行われました。
石原平付近のシラネアオイの群落はほぼ満開です。固有種のユウパリコザクラ(終わりかけ)、シソバキスミレ、ユウバリソウ(7分咲き)も開花していました。山頂付近のエゾノハクサンイチゲも見ごろを迎えていました。
雪渓は先週から50-60cm減りました。トラバースはまだ1っカ所ありますが危険度は下がりました。 馬の背コースに未処理の倒木が2本あります。(→6/24処理しました。)

登山道整備を行いました

2017-06-14
【夕張岳登山道に至る国有林林道の通行について】
空知森林管理署より「夕張岳登山道に至る国有林林道の通行について」の発表がありました。2016.8.25付
登山等に関する通行規制等について(北海道森林管理局)
(夕張側・金山側ともに規制中ですので確認してください)
【林道通行等における問合せ先】
空知森林管理署 TEL: 0126-22-1940 森林技術指導官又は総括森林整備官

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6月11日(日)は夕張岳山開き前の通例行事のコースロープ張りを行いました。ロープを張った場所は、石原平、望岳台、蛇紋岩崩壊地、吹き通しの4か所になります。(1400m湿原は積雪の為おこなっていません)

★残雪・登山道状況
残雪は例年よりやや少ない程度と感じました。望岳台の先、前岳下雪渓で15mから20mの雪渓トラバースが3箇所あります。うち2箇所は傾斜もあり、滑落すると危険です。不安の場合は軽アイゼンやストック(ピッケル)があると良いです。徐々に小さくはなりますが、おそらく6月下旬まで残ると思われます。
木道の一部もまだ雪の下です。木道が濡れているととても滑りやすくなりますのでご注意ください。冷水コースは支障となる倒木はありません。馬の背コースは昨年の台風の影響で、一ノ越から下の部分に大きな倒木が6本ほどあります。くぐる事が出来る木もありますが、コース上に倒れている木もあるので大きく迂回する必要もでてきます。迂回する場合は足元の植物を傷めないようにご配慮ください。処理には時間がかかると思われます。(→6/24までに処理終了しています)

★ヒグマの痕跡
林道のゲートから約1km地点、分岐から馬の背コースに100m位入った地点にヒグマの物と思われる糞を確認しました。

★開花状況
最近は低温が続いたこともあり、やや遅いようです。以下、咲いていた花の一覧です。
スダヤクシュ、ネコノメソウ、ノビネチドリ、オオタチツボスミレ、ツボスミレ、ルイヨウショウマ、クルマバソウ、エゾノヨツバムグラ、フッキソウ、ヒメゴヨウイチゴ、クルママツクバネソウ、ミヤマハンショウズル、コウライテンナンショウ、レンプクソウ、エゾイチゲ、ミヤマスミレ、エゾツツジ、ツバメオモト、シラネアオイ、ミズバショウ、エンレイソウ、ケエゾスミレ、コヨウラクツツジ、オオカメノキ、エゾノエンゴサク、エゾノイワハタザオ、ショウジョウバカマ、ミネザクラ、ミツバオウレン、ウスハスミレ、ユウパリコザクラ、アポイタチツボスミレ、ハクサンイチゲ、タカネキンバイ、ユウバリキンバイ、ナンブイヌナズナ、ゴゼンタチバナ、ルイヨウボタン、オオバミゾホオズキ

★鳥類(鳴き声のみ)
ツツドリ、コマドリ、エゾムシクイ、トラツグミ、ヤマバト、ウグイス

(ボランティア会員によるロープ張りの様子)  (前岳下雪渓トラバース)

6/10 平成29年度市民研修会

2017-06-12

6月10日(土)市民研修会が行われ、北海道山岳連盟代表・道山岳遭難防止対策協議会副会長の明田通世さんを講師に向かえ、「山岳事故と安全登山について」という題材でお話いただきました。
内容は初心者向けの内容でしたが、ベテランでも陥りやすい事故のリスクに結びつくものばかりで、基本の大切さを考えされられます。スマートフォンのアプリでもGPSを使用できるようになっており、それらの最新情報などもご紹介いただきました。

(明田通世さんによる市民講演会の様子)

 

第11回アポイ岳安全登山・盗掘防止研修会に参加

2017-06-11
6月3日、4日と「第11回アポイ岳安全登山・盗掘防止研修会」に参加してきました。この研修会はアポイ岳ファンクラブとユウパリコザクラ会の交流学習登山会を兼ねています。今回はコザクラ会から6名が参加しました。
研修会の内容は日本画家の水野剛志さんより「絵を描くことで知った北海道の山、風景」というタイトルで約50分の講演をいただきました。その後、夕食懇親会で温かく迎えていただき有益な交流ができました。
翌日、心配されていた天気は霧雨となりピンネシリからの縦走は無理と判断してアポイ岳の往復の登山会に変更になりました。
花のピークを迎えたアポイ岳に登るのは久しぶりです。歩き出しから雨具の装着をしてスタートします。1合目からちらほらと花があり、ファンクラブメンバーの方の解説のもと写真を撮りながら歩きます。眺望ポイントでの景色は望めませんでしたが、その分足元に咲く花々をよく見られたと思います。5合目からは部分的に急斜面になりますが足元はしっかりしています。馬の背コースから分岐を通り頂上に向かいます。帰りは幌満お花畑経由で分岐に戻りました。貴重種のヒダカソウも終わりかけでしたが1輪確認することができました。これからもこのような交流会は大事にしていく必要があると思いました。
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